私たちは観光客に「行先の提案」をしなくてはならない。
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観光のお仕事をさせて頂くと、お客様はもちろん友人からも
「ねえ、どっか良いところないの?」と聞かれます。
聞かれたら100個くらい答えられます(笑)
しかし、情報が多い現代になぜ、こういう質問が多いのでしょうか。
それは、
「情報が多すぎて、
自分にピッタリの観光地が分からない上、調べるのが面倒くさい」
からだと考えています。
旅行会社にいれば、毎日のように観光情報に触れているので、
「今度旅行する機会があったらここに行きたいな」と無意識か意識的かに関わらず考えています。
しかし、観光客は違います。
毎日ネットなどで情報が溢れるものの、いざ行き先を決断するとなると困るのです。
多くの人が「夜ご飯どこに行く?」で迷うのと同じです。
毎日車で通っている中に沢山のお店があるのに、思い浮かばない。
「知っている」と「思い出せる」は違うということを認識する必要があるかもしれません。
そういう意味では、バスツアーのチラシなどは「行き先の提案」となり良いかもしれません。
旅行も多様化が進み、非常に難しいですが、お客様の要望からピッタリの観光地を提案することがこれからより求められるかもしれません。
観光地であれば、「卒業旅行に!」とか「家族で!」とかターゲットを絞った戦略的なPRをすることで「思い出させる」事になり、「あー行ってみようか」という行動に繋がるかもしれません。
私もこれから、手配代行ではなく、旅のコンシェルジュになろうと思います。