「あっこの香り!!」で行きたくなる観光づくり
今回のテーマはこちら。
「あっこの香り!!が作り出す観光」についてです。
少し前の話になりますが、
マクドナルドで注文の際、
「ついでにポテトはいかがですか??」
と聞かれてました。
「はい。お願いします。」
と思わず答えてしまいました。
これは、店内にポテトのいい香りがしていたために、つい食べたくなってしまったのです。
「やられたなっ!」と思いました笑
このように私たちは、ほぼ無意識に嗅覚によって行動をしていることが多くあります。
これをブランディングに生かしていこうというのが、「香りマーケティング」です。
身近な例では、「ANA」ですね。
ANAでは、全国14カ所の空港にヒノキやローズマリーなどの特別に調合した香りを用いています。
またおしぼりにも同様の香りを付けることによって「リラックス」を演出しています。
結構分かりやすいのが、ショッピングセンターなどに多数出店するファッションブランド「AZUL」ですね。
黒色を基調とした店内からは、特別な香りがして、「あっ近くにAZULがある!」と分かります。
では、観光に置き換えて考えてみようと思います。
実際、先ほど紹介したANAのほかにホテルで香りに着目した事例もあるそうです。
このように企業ブランディングとして香りを活用する事例はいいですね。
例えば、韓国の空港はキムチの香りがすると言われます。
これも「あー韓国に来たな!!」と嬉しい気持ちになりますね。
知らぬ間にキムチを買ってしまった。
なんてこともあるかもしれません。
観光客の歓迎は非常に大切です。
そこに「香り」という点でブランディングをしていくのもひとつかもしれません。
香りというのは好き嫌いがはっきり分かれるので、新たな香りを作り出しブランディングしていくのはかなり専門的な知識が必要です。
しかし、キムチが有名な土地でキムチの香りがするとか、温泉地で温泉の香りがするというのは嬉しいと思う人は多いかもしれません。
※旅行社だから分かる「満足度」の高い観光地の特徴のひとつです。
ツアーでも、視覚に訴える「インスタ映えツアー」などは多くありますが、
「香りを楽しむツアー」というのは少ないですね。
絶景などであれば、動画や画像でやや満足していしまう可能性もありますが、
「電車を降りたら、この香り。来たら、きっとハマる」
的なキャッチフレーズがあったらヤバイですね。
行くしないですね!笑
旅行先=美しいもの(視覚)、美味しいところ(味覚)
だけではありません。
もちろん、視覚と味覚は大きいですが、
嗅覚・触覚・聴覚で訴えるという方法もあることを考えさせられました。
新たな切り口で、観光地やツアーを売ることは出来るかもしれませんね。
※記述は私見です。