こんな観光地に行きたい!!

旅行社に入って気づいた日本の観光の可能性と私に出来ること

旅行に行く前に最も参考にするのは〇〇だ!

今回のテーマはこちら!

旅行を計画するときに最も参考にするのは〇〇だ!

です。

 

みなさんは、旅行の計画を立てるときに何を参考にしますか?

雑誌・インターネット・観光協会に問い合わせるなどですかね。

目的地を決める段階ではどうでしょうか。

 

実は2004年と少し古い調査ではあるのですが、

最も参考にされているのは圧倒的に「口コミ」なのだそうです。

観光客はほぼ必ず「旅行に行った思い出」を良いことも悪いことも人に話す(最近ならSNSに投稿するも含めて)ことが分かっています。

調査の結果からいうと、いかに「良い口コミ」を流してもらって、私たち観光業者が知らなかった人たちにまで「行きたい!」を伝達させるかが重要ですね。

メディアや広告などを使っての告知やイメージングもかなり有効なのは言うまでもありませんが、「口コミ」の方が圧倒的に信用度があります。

そこには「非営利」という口コミの特性があるからかもしれません。

 

ただ、圧倒的1位の「口コミ」も最近はやや減少傾向で、「インターネット」が急激に伸びてきました。(今ではインターネットが1位という調査が多いようです)

これは、観光地の公式ウェブサイトや情報サイトが沢山見れるのに加えて、

SNSや口コミサイトの急増も理由のひとつと考えています

知らない人の「口コミ」とはいえ、そこには「非営利」な関係があるので信用度は高いところでしょう。悪い口コミも良い口コミもしっかり表示されるシステムに信用が置かれているのかもしれません。

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ちなみに、このような「口コミ」が含まれているサイトは、含まれていないサイトよりも旅行者が予約手配のために多くアクセスするということが調査で分かっています。

 

先日書いた「SNSにあげたくなる観光地」にも書いた通り、旅行後に「言いたくなる」「伝えたくなる」仕掛けをする観光地はうまくいっています。

一人来た観光客が、帰った後に「口コミ」をし、2人3人という人を連れきてくれるという流れなのですから当然です。

最近は若い人だけが利用するSNSではなくなって来ているので、そこをしっかりデザインするというのは重要かもしれません。

(過去の記事はこちらをご覧ください)

 

kanko8811.hateblo.jp

 

ツアーでもツアー全体の魅力に加え、観光地でも「お客様が帰った後にどう伝えるか」ということも考えられるでしょう。

それ答えは、お客様のしっかり喜ばせるということに繋がるでしょう。

 

私自身もしっかり考えてみようと思います。

 

※この記事は観光学の書籍・調査をもとにした私見です。正確な情報が必要な際はご自身でご確認ください。