なぜ観光地・ツアーのイメージングが必要なのか考えてみる
今回のテーマはこちら。
「なぜ観光地・ツアーのイメージングが必要なのか考えてみる」
前回の記事で、「観光地・ツアーのイメージング戦略」について私なりの考えを述べました。
飲食店のマーケティングと同じですね!というような話です(笑)
詳しくは、こちらからご覧下さい。
さて、今日は「なぜイメージングが必要なのか」という点について、
数々の理由があるのですが、そのうちの一つ「選択ヒューリスティックス」について述べたいと思います。
「選択ヒューリスティックス」
1回では覚えられない言葉ですね!
これは観光心理学の分野で「目的地決定のプロセス(過程)」を説明する時に利用され、
あまり一般的ではありません。
「選択ヒューリスティックス」とは、
情報が多すぎる現代は特に、
限られた情報の範囲内で「満足できる選択」が出来れば十分だとも思っているという「満足化の理論」です。
経験がある方も多いのではないでしょうか。
例えば、就活。
就活生は「自分に合う仕事ってなんだろう?」と悩み、求人を探しますね。
しかし、その時に全国全ての求人を見るでしょうか。
それは膨大すぎて不可能ですし、
仮に見たとしても余計に迷ってしまうのではないでしょうか。
脳科学の分野では、「脳は楽したがる」という性格があるそうです。
つまり「全ての情報を集めてそこから適切なものを選ぶ」という面倒くさいことをしたがらないのです。
これを観光に置き換えて考えてみました。
ツアーや観光地選びも、自分の知っている情報(テレビやSNSで見た!友達から
聞いたなど)をもとに選ぶのではないでしょうか。
人によっては旅行情報サイトで検索して選ぶ人もいるでしょう。
それでも、限られた時間と情報の中でさっさと決めようとします。
ちなみに、旅行の計画が面倒くさいと感じる人は、70%と言われています。
「脳が考えたくない」「誰か計画だけ立ててー」という理論や気持ちをまさに示していますね。
なので、
観光地やツアーは、いかに記憶に残って、旅行の目的地候補に登り詰めるかが重要です。
先ほどの就活でも、たくさん見た中で、ピンと来た会社を選ぶものですね。
数々のスルーされた求人もあるのでしょうが、その人にとってピンときた会社に行くでしょう。
現代のような情報過多な時代では、より確実に当たるように、ターゲッティングやイメージングが重要ということが分かりました。
そのイメージングについては、私なりに考えたことがありますので、また投稿いたします。
観光の盛り上げのため、学び、実践していきましょう!
※このブログ記事は私なりの考えを述べたものですのでご了承ください。