観光地・ツアー商品の「イメージ」の重要性
今回のテーマは、
「観光地・ツアー商品の「イメージ」の重要性」
について考えてみようと思います。
旅行するときにはその目的地の「イメージ」が旅行者の〝行く〟か〝行かない〟を左右しています。
ツアーの場合も同じですね。
ツアーの場合は「行程」にお金を出すものなので、「ツアー全体のイメージ」もしくは「企業ブランドのイメージ」もより関係してくるかもしれません。
例えば、「お腹が空いた」と思ったとします。
そのときに、私たちの頭の中で何が起こっているかというと、
様々な戦いが行われています。
まず、「食べる」「食べない」の選択から、
「中華」「和食」「洋食」とか「中華なら〇〇食堂だけど、遠いなー」とか「安いし、あそこにしよう」などです。
飲食店では、お客様の頭の中を制覇する。みたいなのが一つの重要なマーケティングだったりします。「お腹が空いた」から「〇〇へ行こう!」とならなければお客様は来てくれないからです。
なので、「吉野家」や「ケンタッキー」は本当に上手だと思います。
吉野家は「うまい、やすい、はやい。」がキャッチコピーです。
休憩時間や昼食の予算が限られているビジネスマンには最高の状況ですね。
しかも、ビジネス街など会社のすぐ近くにある!!
ケンタッキーも、最近すごく混んでますね!
毎日のように警備員が立っています!
CMで「今日、ケンタッキーにしない?」というフレーズを何度も使ったことで、
「クリスマスだけじゃない!!」というイメージをつけました。
さらにお得なキャンペーンを定期的に行うことで、「特別な日だけでなく、気楽に行けるんだ」というブランディングに成功しました。
私も専門家ではないのでこれ以上は避けますが、このように飲食店でも「お客様の頭の中でどう勝ち残るか」ということが重要なのです。
旅行でも、同様です。
観光心理学から読み解いても、観光に行く動機を、達成出来る目的地に行く傾向があります。
ツアーでも、「まずツアーという選択肢をどう入れてもらうか」というところから考えることが重要かもしれませんね。
「旅行しよう」→「マイカーで行く?電車?飛行機?それとも…ツアー?」という風に選択肢に入らないとそもそも選んでいただけないですね。
これらは、道具性理論というもので定義されているそうなので、また後日に投稿したいと思います。
飲食店の成功事例をもとに、観光にも生かして行きたいと思います。
私もイメージングについて、これから考えていきます。
※このブログは観光に関わる私が独自に研究し、私見を述べているものです。
その点をご理解の上、ご活用くださいませ。