旅慣れている人ほど旅行の目的は〇〇になる?
今回は、こちらについて考えてみます。
「旅慣れている人ほど、旅行の目的は〇〇になる?」
海外の科学者による論文で、
「旅行経験の程度」によって対象者を分けて経験内容を比較したものがあります。
それによると、「よい経験」と生理的欲求の繋がりは経験が低い人ほど強く、「よい経験」と自己実現欲求はとの結び付きは経験が高い人ほど強いという結果が出ました。
つまり、旅行経験の浅いうちから、生理的欲求(食事・休養など)→人間関係の発展・自尊心の強化と求めるものが変わり、さらに旅行経験が強くなると自己実現を求めて旅行にするということになります。
では、この論文をもとに実際に何が出来るかを考えてみます。
旅行社に出来ること。
やはり全体的な大多数は旅行経験が低い(1年に何度かの楽しみとして旅行してくださる方)だと思います。テレビや旅行雑誌がグルメや休養特集すると売れることから推測出来ます。
すでそのお客様が旅行社を利用してくださり成り立っています。
しかし、今は経験が浅い人でも簡単に旅行の情報は手に入るし、計画も立てられます。
そんな中、旅行社は、そのお客様を育てていくことが出来るかもしれません。
「最初は食事とか目的で参加したけど、バスの中で知り合いになってより楽しみになった。」
ということはよく聞く話です。
一緒に参加した人と繋がりやすい仕掛けや訪問地で現地の方と深い話が出来る仕掛けなど、「こういう旅行って良い!」と感じて頂ける方も多いかもしれません。
そうしてそのお客様とともに、「人間関係の発展」や「自己実現」のお手伝いが出来る旅を提供することが旅行社の未来かもしれません。
グルメや休養の情報はネット上に溢れかえっています。
でも、現地での出会い、仲間との出会い、自分の成長に関する旅は、旅行のプロフェッショナルである私たちが提案出来る強みではないでしょうか。
観光地に出来ること。
食べ歩きや休養に強みがある観光客は旅行社などと協力して、満足度の高いツアーを作り、PRしていく。
趣きがあり「本物志向」で行くなら、旅行経験が高い方が層なので、その方にヒット出来る方法を考える。
偉そうに書きました…m(__)m
私自身も今一度、自分に出来ることを考えていこうと思います。
観光のさらなる発展を心から願っています!